変動金利と固定金利、どっちを選ぶ? 家計から決める3つの判断軸

住宅ローンの変動金利と固定金利を資料で比較する夫婦 住宅ローン

住宅ローンの金利選び

変動金利と固定金利、どっちを選ぶ?
家計から決める3つの判断軸

低い金利だけで選ぶのではなく、「返済額が増えても家計が回るか」で考えるのが基本です。金利の予想より、家計の余力・借入額・返済期間を先に確認します。

変動金利今の負担を抑えやすい
または
全期間固定金利完済までの返済額を決めやすい

先に結論:金利予想ではなく、耐えられる変化で選ぶ

変動金利を検討しやすい家計
返済額が増えても余裕が残る

生活防衛資金があり、金利上昇時にも貯蓄や教育費を続けられる。

固定金利を検討しやすい家計
毎月額を変えずに管理したい

教育費などの支出が大きく、返済額の増加を家計へ持ち込みたくない。

「どちらが得か」は将来の金利次第で変わります。将来を正確に当てるのではなく、外れたときにも困らない選択にします。

公的調査では新規貸出の83.5%が変動金利型令和6年度実績・金額ベース

変動金利が多く選ばれていても、それだけで自分の家計に合うとは限りません。借入額、返済期間、貯蓄余力が違えば、同じ金利上昇でも家計への影響は変わります。

3つの金利タイプを見分ける

変動型返済途中で金利が見直される上昇すると負担が増える可能性
固定期間選択型当初の一定期間だけ金利を固定固定期間終了後の条件を確認
全期間固定型借入時に完済までの金利が決まる返済計画を立てやすい

住宅金融支援機構も、代表的な金利タイプをこの3つに分けています。固定期間選択型は「固定と変動の中間」ではなく、固定期間終了後の金利や選択肢まで確認する商品です。

判断軸1 金利が上がった場合の家計余力

変動金利を検討するときは、現在の返済額だけでなく、金利が上がった場合の金額も並べます。

モデル試算3,500万円・35年・元利均等返済
年1.0%月 約9.9万円基準
年2.0%月 約11.6万円+約1.7万円
年3.0%月 約13.5万円+約3.6万円

※各金利が借入時から35年間続くと仮定した単純比較です。実際の変動金利の見直し方法、返済額の変更時期、上限ルールは金融機関・商品・返済方式により異なります。諸費用と団信上乗せは含みません。

家計で確認する質問
毎月3万円増えても、教育費と貯蓄を続けられますか?

判断軸2 借入額と返済期間

借入額が大きい×返済期間が長い=金利変動の影響が大きい

同じ金利上昇でも、残高が多く、完済まで長いほど影響は大きくなります。頭金を増やし過ぎて手元資金をなくすのは避けつつ、借入額を抑えられないかを先に見直します。

借入額がまだ決まっていない方は、住宅ローンはいくらまでなら無理なく返せる?から確認できます。

判断軸3 返済額が決まる安心に、いくら払えるか

全期間固定金利は、借入時点で完済までの返済計画を立てやすいことが特徴です。一方で、借入時の適用金利が変動金利より高い場合、当初の返済額は大きくなります。

変動金利で重視上昇時に対応できる余力今の金利差だけで決めない
固定金利で重視返済額を確定できる安心安心に払う金利差を確認

固定を「損」、変動を「危険」と一言で決めることはできません。返済額が確定する価値を、自分の家計がどの程度必要としているかで考えます。

比較するときに銀行へ確認する5項目

  1. 01
    適用金利の条件表示されている最低金利が自分にも適用されるか
  2. 02
    金利の見直し時期いつ、何を基準に金利が変わるか
  3. 03
    返済額の変更ルール返済方式による違いと、返済額の上限ルールの有無
  4. 04
    固定期間終了後の条件再固定できるか、優遇幅や手数料はどうなるか
  5. 05
    手数料・団信を含む総費用金利以外の費用も同じ条件で比較する

金融機関を横並びにする方法は、銀行選びで確認したい7項目で整理しています。

迷ったら、この順番で決める

  1. 1
    無理なく返せる毎月額を決める住宅費以外の生活費・教育費・貯蓄を先に残す
  2. 2
    金利上昇時の返済額を試算する+1%、+2%でも家計が続くか確認する
  3. 3
    同じ条件で変動と固定を比較する金利、手数料、団信、総支払額をそろえる

変動金利と固定金利の選択に、全員共通の正解はありません。金利が動いたときにも暮らしを守れるかを基準にすると、自分の家計に合う選択が見えます。

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金利タイプを決める前に、借入額と返済期間の考え方も確認しましょう。

銀行を比較する前に

比較の条件をそろえるときは、銀行選びで確認したい7項目で、金利以外の費用と保障も確認してください。

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