住宅ローンの金利選び
変動金利と固定金利、どっちを選ぶ?
家計から決める3つの判断軸
低い金利だけで選ぶのではなく、「返済額が増えても家計が回るか」で考えるのが基本です。金利の予想より、家計の余力・借入額・返済期間を先に確認します。
または
全期間固定金利完済までの返済額を決めやすい
先に結論:金利予想ではなく、耐えられる変化で選ぶ
返済額が増えても余裕が残る
生活防衛資金があり、金利上昇時にも貯蓄や教育費を続けられる。
毎月額を変えずに管理したい
教育費などの支出が大きく、返済額の増加を家計へ持ち込みたくない。
「どちらが得か」は将来の金利次第で変わります。将来を正確に当てるのではなく、外れたときにも困らない選択にします。
変動金利が多く選ばれていても、それだけで自分の家計に合うとは限りません。借入額、返済期間、貯蓄余力が違えば、同じ金利上昇でも家計への影響は変わります。
3つの金利タイプを見分ける
住宅金融支援機構も、代表的な金利タイプをこの3つに分けています。固定期間選択型は「固定と変動の中間」ではなく、固定期間終了後の金利や選択肢まで確認する商品です。
判断軸1 金利が上がった場合の家計余力
変動金利を検討するときは、現在の返済額だけでなく、金利が上がった場合の金額も並べます。
※各金利が借入時から35年間続くと仮定した単純比較です。実際の変動金利の見直し方法、返済額の変更時期、上限ルールは金融機関・商品・返済方式により異なります。諸費用と団信上乗せは含みません。
毎月3万円増えても、教育費と貯蓄を続けられますか?
判断軸2 借入額と返済期間
同じ金利上昇でも、残高が多く、完済まで長いほど影響は大きくなります。頭金を増やし過ぎて手元資金をなくすのは避けつつ、借入額を抑えられないかを先に見直します。
借入額がまだ決まっていない方は、住宅ローンはいくらまでなら無理なく返せる?から確認できます。
判断軸3 返済額が決まる安心に、いくら払えるか
全期間固定金利は、借入時点で完済までの返済計画を立てやすいことが特徴です。一方で、借入時の適用金利が変動金利より高い場合、当初の返済額は大きくなります。
固定を「損」、変動を「危険」と一言で決めることはできません。返済額が確定する価値を、自分の家計がどの程度必要としているかで考えます。
比較するときに銀行へ確認する5項目
- 01
適用金利の条件表示されている最低金利が自分にも適用されるか
- 02
金利の見直し時期いつ、何を基準に金利が変わるか
- 03
返済額の変更ルール返済方式による違いと、返済額の上限ルールの有無
- 04
固定期間終了後の条件再固定できるか、優遇幅や手数料はどうなるか
- 05
手数料・団信を含む総費用金利以外の費用も同じ条件で比較する
金融機関を横並びにする方法は、銀行選びで確認したい7項目で整理しています。
迷ったら、この順番で決める
- 1
無理なく返せる毎月額を決める住宅費以外の生活費・教育費・貯蓄を先に残す
- 2
金利上昇時の返済額を試算する+1%、+2%でも家計が続くか確認する
- 3
同じ条件で変動と固定を比較する金利、手数料、団信、総支払額をそろえる
変動金利と固定金利の選択に、全員共通の正解はありません。金利が動いたときにも暮らしを守れるかを基準にすると、自分の家計に合う選択が見えます。

